皆様こんにちわエンドウです。
昨日の南海7000系について色についてご意見いただいておりますので昨日のエントリに追記をしました。
よろしければどうぞ。
で、今日はキハ10系のお話です。
キハ10系の製造も始まりました。まずは恒例のお面からです。
前にも書いたかもしれませんがこのプレスというやつはホントに難儀で、ただ金型に真鍮を重ねてドン、という訳には行かないのです。
この写真を見ていただければご理解いただけると思いますが片方のお面は中心の辺りがゆがんでいます。
この2つのお面は同じ環境でプレスしましたが、素材の真鍮の柔らかさが違います。
ご存知のように真鍮は亜鉛と銅の合金で銅の含有率で硬さが変わります。
エンドウでは過去の経験から「エンドウスペシャル」ともいうべき含有比率のブレンド材を用いておりますが
それでも部材によってはさらに硬さの違う真鍮材を用いる事もあるわけです。
それで今回は全部やらかい真鍮にしようとしましたが、キハ10系は車体幅が狭いのでこの後窓とか抜くと強度が足りなくなるので
硬い方の真鍮のものに「追いプレス」かまして形を矯正して使用します。
がんばれプレス課のみなさん、戦いは始まったばかりだ!!
それでは。